Robloxで自分だけのオリジナルゲームを作るとは?「好き」が作品になる楽しさを校長が全部答える

「自分に、オリジナルなゲームなんて作れるのかな」

Robloxで何か作ってみたいと思った人が、最初にぶつかる不安がこれなんです。でも僕は、この不安はまったくの誤解だと思っています。

僕は映画『カメラを止めるな!』の原作者として、何もないところから作品を生み出す仕事をしてきました。その経験から、正直にお伝えしたいことがあります。

オリジナリティは、特別な才能ではありません。あなたの好きなものを混ぜるだけで、ゲームはその人だけのものになります。

読者

でも、ありきたりなものしか思いつかない気がして…!

和田 亮一

大丈夫です。ありきたりかどうかは、作ってみてから決めればいい。まずは好きを一つ入れるところから始めましょう!

この記事では、Robloxで自分だけのオリジナルゲームを作るとはどういうことか、アイデアの見つけ方から、小さく形にして育てるコツまで、僕が校長として全部お話しします。

この記事でわかること
  • オリジナルゲームとは何か(既製品との違い)
  • オリジナリティは才能ではなく好きから生まれること
  • 自分だけのゲームの種の見つけ方
  • 小さく作って育てるコツ
  • 自分の作品が誰かに届く喜び
目次

そもそもオリジナルゲームって、何なのか

オリジナルと聞くと、多くの人がゼロから難しいものを生み出す、と身構えます。でも、そんなに大げさなものではないんです。

既製品のゲームを遊ぶときは、用意された世界の中で動くしかありません。ルールも見た目も、あらかじめ決められています。

でも自分で作る側に回ると、ルールも、世界も、仕掛けも、全部自分で決められます。ここがオリジナルの入り口なんです。

自分で決められるというのは、重荷ではなく自由です。正解がないからこそ、どんな形にしてもいい。それがオリジナルの心地よさなんです。

たとえば、よくある迷路のゲームに、自分の好きな仕掛けを一つ足すだけでもいい。それだけで、もう世界に一つの作品になります。

実際、世界で遊ばれている人気ゲームの多くも、既にある遊びに作り手の工夫を一つ加えたものです。ゼロから生まれた発明ばかりではありません。

オリジナルとは、ゼロから生み出すことではなく、自分の色を混ぜることなんです。

読者

ゼロから全部考えなきゃいけないと思って、身構えていました…!

和田 亮一

その思い込みが、いちばんの壁なんです。土台は既にあるものを使って、そこに自分らしさを足していけばいいんですよ!

オリジナリティは才能じゃなく、好きから生まれる

オリジナリティというと、特別な発想力がある人だけのもの、と思われがちです。でも、そうではありません。

あなたが好きなもの、ちょっと変だと思う発想、子どもの頃にやってみたかった遊び。そういう個人的なものを混ぜるだけで、ゲームは一気にその人らしくなります。

大好きな食べ物のお店を歩き回れる世界でもいい。飼っているペットそっくりのキャラクターが走る世界でもいい。

毎日の通学路をそのままゲームの舞台にしたら、それはもう、あなたにしか作れない景色です。

誰かに評価されるためではなく、自分が見てみたい景色を作る。そこからスタートしていいんです。

僕自身、作品を作るときはいつも、自分がいちばん見たい景色から始めます。プロでも、出発点は個人的な好きなんです。

だから、あなたの好きが子どもっぽいとか、マニアックだとか、心配はいりません。むしろ、その偏りこそが個性になります。

好きという気持ちが、そのまま設計図になる。これがオリジナルゲームの、いちばんの出発点です。

自分だけのゲームの、種の見つけ方

とはいえ、アイデアが思いつかない、という声もよく聞きます。でも安心してください。種は、すでにあなたの身の回りにあります。

見つけ方は、大きく3つです。

一つ目は、好きなゲームの「ここをこう変えたい」という気持ちです。遊んでいて感じた小さな不満が、そのままアイデアになります。

二つ目は、日常の「こうだったらいいのに」です。もし空を飛べたら、もし部屋が無限に広かったら。その空想が、ゲームの世界になります。

三つ目は、あなたの好きなものや世界観です。好きな色、好きな生き物、好きな場所。それを詰め込むだけで、種は見つかります。

アイデアの種を見つける3つの入り口

好きなゲームの「変えたいところ」を探す。日常の「こうだったらいいのに」を思い出す。自分の「好き」を書き出す。この3つのどれかから始めれば、アイデアがないと悩む時間はぐっと減ります。

大事なのは、立派な思いつきを待たないことです。

Robloxがどんな場所なのかを先に知っておきたい方は、Robloxとは何かを基礎から解説した記事も合わせてどうぞ。

たとえば、好きを一つ選んでみると

種の見つけ方が分かっても、まだピンとこないという方のために、具体的に考えてみましょう。

たとえば、あなたが猫を好きだとします。それだけで、もうゲームの主役が決まります。

猫が歩き回る島を探検するゲーム。隠れた魚を探す仕掛けや、猫だけが通れる細い道。好きな猫を軸にするだけで、世界がふくらんでいきます。

もし好きが音楽なら、音に合わせて床が光るリズムの世界になります。好きがお店屋さんごっこなら、自分だけのケーキ屋さんを開く世界になります。

好きが探検なら、宝の地図を頼りに洞窟を進むゲーム。好きが動物のお世話なら、牧場で生き物を育てる世界。挙げていくときりがありません。

しかも、好きは一つに絞らなくても構いません。猫と音楽を組み合わせれば、猫が音符を集める島だって作れます。

面白いのは、同じ島を探検するゲームでも、入れる好きが違えば、まったく別の作品になることです。

読者

好きが違うだけで、こんなに変わるんですね!

和田 亮一

そうなんです。だから、世界に同じゲームは二つとない。あなたの好きが、そのまま個性になるんですよ!

こうして並べてみると、あなたの中にある好きの数だけ、作れるゲームの種があると分かります。

大事なのは、立派なテーマを探すことではありません。自分がわくわくするものを一つ選ぶ。それだけで、オリジナルの土台はもう出来ています。

同じ土台でも、あなたの好きを一つ入れるだけで、世界に一つだけの作品になるんです。

小さく作って、育てていく

アイデアの種が見つかったら、次はそれを形にしていきます。ここで大事なのは、最初から完璧を狙わないことです。

壮大な世界を一気に作ろうとすると、たいてい途中で力尽きます。だから、まずは小さく始めるんです。

小さく作ると、もう一つ良いことがあります。早い段階で自分の作品を遊べるので、面白いという手応えを最初に感じられるんです。

STEP
入れたい好きを一つだけ決める

あれもこれもと欲張らず、まずは絶対に入れたい好きを一つだけ選びます。軸が一つあると、作る手が止まりにくくなります。

STEP
小さく形にしてみる

その好きを、まずは小さな一場面として作ってみます。広場が一つ、仕掛けが一つ。それだけで十分に始まりです。

ツールの具体的な使い方は、Roblox Studioの使い方を初心者向けに解説した記事にまとめてあります。

STEP
遊んで、直して、また足す

作ったら自分で遊んでみて、気になったところを直す。この繰り返しで、小さな種が少しずつ自分だけの作品に育っていきます。

大きな完成形より、まず動く小さなものを。オリジナルは、一度に作るものではなく、育てていくものなんです。

自分の作品が、誰かに届く喜び

オリジナルゲーム作りには、遊ぶだけでは味わえない喜びがあります。それは、自分の作品を誰かに届けられることです。

Robloxで作ったゲームは、自分の中だけで閉じておく必要はありません。公開すれば、世界中の人がアクセスできるようになります。

自分の好きから生まれたものを、会ったこともない誰かが遊んでくれる。楽しそうにしている姿を想像するだけで、また作りたくなります。

これは、作る側に回った人にしか味わえない喜びなんです。遊ぶだけだった世界が、自分の作品で誰かを楽しませる世界に変わります。

感想をもらえたら、それがまた次の一作の力になります。ここをこうしたらもっと喜んでもらえるかな、と考える時間そのものが楽しくなります。

最初は自分のために作っていたゲームが、いつのまにか誰かのための作品になっていく。この変化も、オリジナル作りの醍醐味なんです。

読者

自分の作ったものを、世界の誰かが遊んでくれるなんて、想像すると少しわくわくします!

和田 亮一

そのわくわくが、いちばんの原動力になります。最初のひとりに遊んでもらえた瞬間の嬉しさは、ちょっと忘れられないですよ!

つまずかないために、正直に伝えたいこと

楽しいことばかり書いてきましたが、僕は校長として、正直なところも伝えておきたいんです。

まず、人と比べないこと。すごい作品を見ると落ち込みますが、比べる相手は昨日の自分だけで十分です。

それから、最初は好きな作品を真似て学ぶのもまったく問題ありません。真似から入って、少しずつ自分の色を足していけばいいんです。

オリジナルを楽しく続ける心がまえ

人と比べず、昨日の自分と比べる。完成を急がず、まず動くものを目指す。うまくいかない部分は失敗ではなく、次に直す場所だと考える。この三つを覚えておくだけで、オリジナル作りはぐっと続けやすくなります。

正直に言うと、向いている人とそうでない人はいます。コツコツ手を動かせる人、思い通りにいかなくても面白がれる人は、どんどん伸びていきます。

逆に、一度でうまくいかないと嫌になってしまう人には、最初は少し根気がいるかもしれません。それでも、好きを軸にすれば続けやすくなります。

焦る必要はありません。今日は広場を一つ、明日は仕掛けを一つ。そのくらいのペースで、少しずつ自分の世界を広げていけば十分です。

一人で続けるのが心細いときは、作ったものを家族や友達に一人だけ見せてみてください。最初の読者を見つけることも、長く楽しむ大事なコツです。

作る楽しさの、その先に

最初は好きを一つ入れるだけだった人が、続けるうちに、自分だけの世界観を持った作品を完成させている。そういう成長を、僕は何度も見てきました。

面白いのは、オリジナルを作る楽しさを知った人ほど、自分からもっと学びたくなることです。

もっと思い通りに動かしたい、もっと凝った世界を作りたい。その気持ちが芽生えたとき、人は一気に伸びていきます。

楽しいから続く、続くから上達する。この順番が、いちばん健全なんです。

僕が校長を務めるDCAも、この楽しさを入り口にしたスクールです。カリキュラムは、株式会社TOKYO EPICとフランスのRoblox開発スタジオが共同で開発しました。

実際に、楽しんで作り続けた受講生の中から、複数の収益化クリエイターも生まれています。ただ、その入り口はいつも、自分の好きを形にする楽しさなんです。

DCAがどんなスクールか気になる方は、運営元や実態を正直に話した記事にまとめてあります。まずは家で一人で作ってみるところから始めても、もちろん大丈夫です。

オリジナルゲーム作りについてよくある質問

Q. 絵やプログラミングが苦手でもオリジナルゲームは作れますか

作れます。用意された素材を組み合わせるだけでも、自分らしいゲームは作れます。最初はブロックを置くところから始められるので、絵やプログラミングの得意不得意は気にしなくて大丈夫です。

Q. アイデアが思いつかないときはどうすればいいですか

好きなゲームの変えたいところ、日常のこうだったらいいのに、自分の好きなもの。この3つのどれかを書き出してみてください。立派なアイデアを待つより、身近な好きから始めるのが近道です。

Q. ありきたりなアイデアでも大丈夫ですか

大丈夫です。ありきたりに見えても、あなたの好きを足せば、それは他の誰にも作れないものになります。ありきたりかどうかは、作ってみてから決めれば十分です。

Q. 他のゲームに似てしまってもいいですか

最初は似てしまって構いません。好きな作品を真似て学ぶのは、上達の自然な入り口です。作り続けるうちに、自分の色が少しずつにじみ出てきます。

Q. どのくらいの規模から作ればいいですか

小さければ小さいほどいいです。広場が一つ、仕掛けが一つ、それで十分な出発点になります。小さく作って遊んで直す、この繰り返しで少しずつ育てていきましょう。

Q. 子どもでもオリジナルゲームを作れますか

作れます。むしろ子どものほうが、大人には思いつかない自由な発想でオリジナルを作ることがあります。好きなものを形にする経験は、創造力を育てるうえでもとてもいい機会になります。

Q. 作ったオリジナルゲームは他の人に遊んでもらえますか

遊んでもらえます。公開すれば、世界中の人がアクセスできるようになります。自分の好きから生まれた作品を誰かが遊んでくれるのは、作る人だけが味わえる喜びです。

Q. 独学とスクールではどちらがいいですか

まずは独学で家で作ってみるので全く問題ありません。その上で、もっと早く上達したい、つまずいたときに聞ける人がほしいと感じたら、スクールを考えるくらいの順番でいいと思います。

Q. 途中で飽きてしまわないか心配です

好きを軸に選べば、飽きにくくなります。もっとこうしたいという気持ちが次々に湧くからです。それでも中だるみしたら、一度離れて、また戻ってくるくらいの気楽さで大丈夫です。

まとめ オリジナルゲームは、あなたの好きから生まれます

オリジナルゲーム作りは、ゼロから難しいものを生み出すことではありません。自分の好きや、こうだったらいいのにを、そのまま形にすることなんです。

アイデアの種は、あなたの身の回りにすでにあります。小さく作って、遊んで、育てていけば、それはいつのまにか世界に一つの作品になります。

この記事の要点
  • オリジナルとはゼロから作ることではなく、自分の色を混ぜること
  • オリジナリティは才能ではなく、好きから生まれる
  • アイデアの種は好きなゲームや日常、自分の好きから見つかる
  • 最初から完璧を狙わず、小さく作って育てる
  • 自分の作品が誰かに届くのは、作る人だけの喜び
  • 人と比べず、昨日の自分と比べて続けることが大事

自分だけのゲーム作りを、体験してみませんか

この記事を読んで、自分だけのオリジナルゲームを作ってみたいと感じた方へ。DCAでは、Robloxのゲーム作りがどんなものかを知ってもらうための無料説明会を開いています。

どんなふうにアイデアを形にしていくのか、どんなカリキュラムで学べるのかを、実際の画面を見ながらお伝えしています。まずは話を聞いて、自分に合いそうか確かめるところから始めてもらえます。

ゲーム作りに興味があるという段階の方も大歓迎です。お子さんと一緒に参加される保護者の方も多いので、気軽にのぞいてみてください。


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この記事を書いた人

和田 亮一のアバター 和田 亮一 DCA校長 / 株式会社TOKYO EPIC代表

映画『カメラを止めるな!』共同原作者。株式会社TOKYO EPIC代表取締役。
フランスのRoblox開発スタジオと提携し、日本のRobloxクリエイター育成に取り組む。
DCA(デジタルクリエイターズアカデミー)校長。

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