「子供がRobloxをやりたいって言うけど、安全なのかどうか正直よく分からない」
DCAの保護者向け説明会で、僕がいちばんよく聞かれる質問です。
Robloxという名前は耳にするけれど、何ができて、何が危ないのか、どこまで親が管理できるのかが分からない。だから判断ができない。とても自然な悩みだと思います。
読者YouTubeみたいに、変な動画が流れてきたり、知らない人から話しかけられたりするんじゃないかって心配で



その不安は、設定で大半が解消できます。Robloxは2024年から保護者向けの管理機能をかなり拡充していて、2026年現在、親が知っておくべきポイントは7つに絞れます
この記事では、Robloxを子供に安全に遊ばせるために親が必ず押さえるべき7つの設定ポイントを、画面操作の流れに沿って一つずつ解説します。
読み終わる頃には「うちの場合はここまで設定すれば大丈夫」という判断軸が手に入るはずです。
Robloxそのものをまだ知らないという方は、先にRobloxとは何かマインクラフトとの違いから世界3.8億人が使う理由まで全部解説するを読んでから戻ってきてください。
Robloxを子供に遊ばせる前に親が抱く本当の不安
設定の話に入る前に、親が抱く不安の正体を3つに分けて整理させてください。これが分からないと、どの設定がどの不安に効くのかが見えにくくなるからです。
1. 知らない人と接触しないか(チャットやフレンド申請、ボイスチャット経由)
2. 暴力的または性的、年齢に合わない内容のゲームに触れないか(コンテンツの不適切さ)
3. 勝手にお金を使ってしまわないか(無断課金や高額請求)
結論から言うと、この3つの不安は、これから紹介する7つの設定でほぼすべて解消できます。
Robloxは2024年に「Family Pairing(家族連携機能)」という保護者ダッシュボードを正式に導入し、2026年現在、業界トップクラスの保護者管理機能を提供しています。
ただし、これらの機能は初期設定が緩めに設計されていることに注意が必要です。子供がアカウントを作ったままの状態だと、フレンド申請が誰でも送れて、月額の課金上限もなく、見られるゲームの年齢制限もデフォルトのままです。「親が能動的に設定する」前提で作られているのが現状です。
逆に言うと、設定さえ入れれば子供のRoblox環境は驚くほど安全になります。次の見出しから、その7つを順番に見ていきましょう。
Robloxを子供に安全に遊ばせる7つの設定ポイント


ここからが本記事の中心です。下の7つを上から順に設定していけば、3つの不安はほぼ全部カバーできます。所要時間は合計で15〜20分程度です。
すべての安全設定の起点になるのが、子供のアカウントに登録する「年齢」です。Robloxは登録された年齢に応じて、自動的にアクセスできるコンテンツやチャット機能を制限する仕組みになっています。
13歳未満として登録された場合、チャットの厳格フィルタが自動的に適用され、電話番号や外部リンク、個人情報の共有がブロックされます。逆に、年齢を実年齢より大きく登録してしまうと、これらの保護機能が外れてしまいます。子供の実年齢で正確に登録することが、何よりも先にやるべきことです。
すでに登録済みでもうろ覚えという場合は、子供のアカウントの「設定」から生年月日を確認できます。間違って大きい年齢で登録されているなら、すぐに修正してください。
これから紹介する5つの設定は、すべて親が自分のRobloxアカウントを子供のアカウントに連携することが前提です。連携機能の名前は「Family Pairing(ファミリーペアリング)」と呼ばれます。
手順はシンプルです。親が自分のRobloxアカウントを作成(無料)し、メールアドレスまたは電話番号で本人確認を済ませてから、「設定→保護者向け管理(Parental Controls)→Family Pairing」を選択します。子供のユーザー名を入力するか、子供のスマホでQRコードをスキャンするだけで連携が完了します。
連携後は、親のデバイスから子供のスクリーンタイム、フレンドリスト、課金履歴をいつでも確認できるようになります。子供のスマホを毎回借りる必要がなくなるので、日常のチェックも楽になります。1つの親アカウントには最大5人の子供アカウントを連携できるので、兄弟がいる家庭でも一括管理できます。
Robloxには現在、4,000万本を超えるゲームがあります。当然ながらすべてのゲームが子供向けではありません。そこで使うのが「コンテンツ成熟度(Content Maturity)」という仕組みです。
各ゲームには下の4段階のラベルが付いていて、親はこの段階の中で子供がアクセスできる上限を選べます。
| 段階 | 含まれる内容 | 推奨年齢の目安 |
|---|---|---|
| Minimal(最小) | ごく軽度の暴力やコミカルな衝突表現のみ | 未就学〜小学校低学年 |
| Mild(軽度) | 軽度の暴力、軽い恐怖表現、軽度の下品なユーモア | 小学校中学年 |
| Moderate(中度) | 中程度の暴力、軽度の現実的血液表現、中程度の恐怖 | 小学校高学年〜中学生 |
| Restricted(制限) | 強い暴力、現実的血液、ロマンス的テーマ、強い言葉遣い | 18歳以上の認証ユーザーのみ |
未就学から小学校低学年なら「Minimal」、小学校中学年〜高学年なら「Mild」または「Moderate」が目安です。Restrictedは18歳以上の年齢認証済みユーザーにしか開放されないので、子供アカウントでは自動的にブロックされます。
Robloxには3種類のチャット機能があります。それぞれ対象が違うので、用途に応じて絞ります。
体験内チャット(Experience Chat)は、同じゲーム内で他のプレイヤーと文字でやりとりする機能です。9歳未満では親の同意がないと有効化されません。ダイレクトチャットは個別の相手と直接やりとりする機能で、13歳未満は親の同意が必須です。パーティチャットは13歳以上の年齢認証済みユーザー同士でしか使えません。
13歳未満のアカウントには、自動的に厳格フィルタが適用されます。電話番号、外部URL、住所などの個人情報の送信がブロックされ、不適切な単語も自動的に伏せ字になります。ただ、フィルタが完璧ということはあり得ないので、最初は「ダイレクトチャットは無効」「体験内チャットは厳格フィルタ」の組み合わせで始めるのが安全です。
知らない大人が子供を狙って近づいてくるリスクへの対処はこの設定の延長線上にあります。Robloxの不審者対策の詳細は別記事の「Robloxの不審者対策」で深掘りする予定なので、そちらも合わせてご確認ください。
Robloxでは、誰がフレンド申請を送れるかを3つの選択肢から選べます。
「Everyone(誰でも)」を選ぶと、世界中のRobloxユーザーから無差別に申請が来ます。「No One(誰も不可)」を選ぶと、子供は新しい友達を作れません。大半の家庭にとって最適な選択肢は「Friends of Friends(友達の友達まで)」です。
これを選ぶと、すでに友達になっているユーザーの友達からのみ申請が届くようになります。学校の友達経由で広がる人間関係は許容されつつ、見ず知らずの大人や悪意ある第三者からの接触は遮断される、ちょうどいいバランスです。新しく友達リストに追加された人物は、Family Pairingのダッシュボードから親が確認できます。違和感のある相手はその場でブロックと通報が可能です。
Robloxの「Robux(仮想通貨)」は、ゲーム内のアイテムやアバターの服を買うために使われます。これが結構な落とし穴で、子供が知らないうちに数千円〜数万円を使ってしまったというトラブルが各国で報告されています。
Family Pairingのダッシュボードから「Monthly Spending Limit(月額の課金上限)」を任意の金額に設定できます。$0(完全停止)から任意の金額まで自由に決められます。さらに購入が発生したときに親のメールアドレスへ通知が届く設定にしておけば、もし上限を変えようとする動きがあったときにすぐ気づけます。
2026年からは、ダッシュボードに「課金履歴の体験別内訳」が表示されるようになりました。「どのゲームで」「いつ」「いくら使ったか」が一目で分かります。子供がRobloxで勝手に課金する前にすべき対策では、上限設定だけでは防ぎきれない無断課金のパターンと、決済方法そのものを変える対策を詳しく解説しています。
子供がRobloxに何時間も没頭してしまうのは、よくある悩みの一つです。Family Pairingでは1日あたりの利用時間を分単位で制限できます。設定した時間を超えると、子供のアプリが自動的に終了します。
2026年からは、月次の利用レポートが親のメールアドレスに自動送信されるようになりました。週ごとの平均利用時間や最も長く遊んだゲームが可視化されます。データを見れば「最近少し増えてきたな」と気づけるので、生活リズムが乱れる前に話し合いができます。親がRobloxの管理設定をする方法では、スクリーンタイム制限の具体的な手順と家庭ルールの作り方を詳しく書いています。



7つもあるんですね。全部一気にやらないとダメですか



一気にやったほうが楽ですが、最低限「設定2の連携」と「設定6の課金上限」と「設定7のスクリーンタイム」の3つだけでも先にやっておくと、大きな事故は防げます。残りは週末にゆっくりで大丈夫です
Roblox Kids と Roblox Select 新しいアカウント体系について
もう一つ、知っておくと安心なニュースがあります。Roblox社は2026年6月から、年齢に応じた新しいアカウント体系を本格的に導入します。


Roblox Kids(5〜8歳) 厳選された安全なゲームのみ遊べる。デフォルトのコミュニケーションは制限的
Roblox Select(9〜15歳) Moderate以下のラベルのゲームから厳選。年齢に合った内容に自動調整
Standard(16歳以上) 現行の標準アカウントと同等
子供の年齢が変わると自動的にアカウント種別が切り替わる仕組みです。最初に登録した年齢が正確であることが前提なので、設定1で書いた「実年齢で正しく登録する」がさらに重要になります。
導入後は、親がコンテンツ成熟度を細かく調整しなくても、年齢に応じた安全な範囲が初期値で適用されるようになります。
逆に言うと、子供が新しいルールに不満を持つことも考えられるので、なぜそうなっているかを子供自身に説明できるよう、親が先に内容を理解しておくと安心です。
設定したあとも親がやるべき3つの定期チェック
7つの設定が終わったら一安心ですが、設定はあくまで入口です。Robloxの世界は子供と一緒に変わっていくので、定期的なチェックを習慣にしてください。負担にならない3つだけ書いておきます。
1. Family Pairingダッシュボードで「最近よく遊んだゲームトップ5」を確認する。聞いたことがない名前があったら、子供に「これ何のゲーム?」と聞いてみる
2. フレンドリストの新規追加を確認する。学校の友達なのか、ゲーム内で知り合った誰かなのかを軽く聞く
3. 月次のスクリーンタイムレポートを開く。生活リズムに対して妥当な範囲か、増えてきていないかを見る
大事なのは、これを「監視」ではなく「会話のきっかけ」にすることです。
子供が「ママ、これ見てこの新しいゲーム」と話してくれる関係性を作ることのほうが、フィルタを完璧に張ることよりはるかに効きます。
それでも不安が残るときに親が知っておくべきこと
ここまで読んでも「やっぱり完全には不安がなくならない」と感じる方もいると思います。正直、僕もそれは健全な感覚だと思っています。
大事なのは、Robloxを「危ないから禁止する」のか「環境を整えた上で活用する」のかの判断軸です。
前者は短期的には安心ですが、子供の世界はもうRobloxを当たり前のものとして話題にしている。
完全禁止すると、子供は親に隠れて触る方向に動きやすくなります。後者は手間が15〜20分の設定と月1回のチェックですが、子供との対話の機会が増え、親が世界の動きを見える状態になります。



禁止するか、環境を整えて活用するか。僕は後者をおすすめしています。理由は次の見出しに書きます
もう一つ、DCAという団体について「怪しくないか」と気になる方は、デジタルクリエイターズアカデミー(DCA)は怪しいのか校長が運営元と費用と実態を全部正直に話すに運営母体や実績、受講料の構造を全部書いています。判断材料としてご覧ください。
消費者から作り手へ Robloxは将来の武器になる視点
もう少し別の角度から、Robloxを見る視点をお伝えしたいです。
多くの親御さんは、Robloxを「子供が消費するゲーム」として見ています。ですが、Robloxの本質は「ユーザー自身がゲームを作って世界中に公開できるプラットフォーム」です。今この瞬間も、世界中の小学生から中学生がRoblox Studio(無料の制作ツール)でゲームを作り、世界1.27億人のユーザーに届けています。
米国コネチカット州の14歳の子は、冬休みに友人と作ったゲームで累計約255万円を稼ぎました。
2人組のティーンが作ったゲームが、累計400億回以上プレイされ、年商90億円のスタジオに成長した事例もあります。
これは特別な天才の話ではありません。
「友達と一緒に盛り上がれる体験」を考えて作る習慣がある子供なら、誰にでも開かれている世界です。
大事なのは、子供がRobloxを「ただ遊ぶ場所」として使うのか、「自分でも作れる場所」として使い始めるのかの分岐点を、親が見守れる状態にしておくことです。
安全設定を整えて子供がRobloxを使える環境を作っておくと、その分岐点が来たときに親が後押しできます。
1. プログラミング、デザイン、企画力を一つのプロジェクトの中で同時に学べる
2. 作った作品が世界1.27億人に届く。これは他のどの教材でも作れない実体験
3. 学校では教えられないAI時代のクリエイティブ力が自然と身につく
もちろん、子供が興味を持たなければ無理に作らせる必要はありません。ただ、興味を持ったときに「危ないからやめなさい」ではなく「面白そうだね、一緒に見てみようか」と言える親でいるために、まずは安全設定を整えることが第一歩になります。
Robloxを子供の将来の選択肢の一つとして捉えるなら、そこから何が広がるかについてはRobloxは単なるゲームではない、子供を「消費者」から「次世代クリエイター」に変える教育の最前線でより深く解説しています。
Roblox子供の安全設定よくある質問7問
説明会で実際によく聞かれる質問を7つにまとめました。
- Family Pairingに登録するには親もRobloxアカウントが必要ですか
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はい、必要です。親のアカウント作成は無料で、メールアドレスまたは電話番号での本人確認を済ませれば設定できます。親自身がRobloxで遊ぶ必要はありません。連携専用のアカウントとして1つ作っておけば十分です。
- 兄弟が2人以上いる場合、それぞれのアカウントを別々に管理できますか
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1つの親アカウントで最大5人まで子供アカウントを連携できるので、兄弟が複数いても一括で管理できます。ダッシュボード上で子供ごとに切り替えて設定や履歴を確認します。
- 子供がスマホやタブレット、パソコンと複数の端末でRobloxを遊ぶ場合、設定はどうなりますか
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Family Pairingで設定した内容はアカウントに紐づくので、子供がどの端末からログインしても同じ制限が適用されます。ただし、スクリーンタイムの上限は端末ごとではなくアカウント全体の合計で計算されます。
- うっかり大きい年齢で登録してしまったアカウントは修正できますか
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子供のアカウントの設定から生年月日を変更できますが、Robloxは年齢の引き下げに対して慎重で、サポートに連絡して証明書類の提出を求められる場合があります。最初の登録時に正確に入れるのが一番楽です。
- ボイスチャットは子供にも使えるのでしょうか
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ボイスチャットは13歳以上で年齢認証を済ませたユーザーのみが使える機能です。13歳未満のアカウントには初期状態でボイスチャットが提供されないので、心配する必要はありません。
- 課金上限を設定したのに、なぜか課金されてしまうケースはありますか
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月額の課金上限はRobux購入には適用されますが、コンビニや量販店で購入したRobloxギフトカードの引き換えには適用されません。ギフトカードを子供に与えるときは、その金額分は使われる前提で渡す必要があります。
- 完全に安全な設定はありますか
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「ソーシャル機能をすべてオフ」という最も厳格なモードにすれば、Roblox公認の選定ゲームのみが遊べる状態になります。チャットやフレンド申請、ボイスチャットすべてが無効化されます。低学年や初めてRobloxに触れる子供にはこの設定がおすすめです。
まとめ 7つの設定で大半の不安は解消できる
Robloxを子供に安全に遊ばせるために必要な設定は7つです。
年齢の正確な登録、Family Pairingでの親アカウント連携、コンテンツ成熟度の制限、チャットとコミュニケーションの絞り込み、フレンド申請を友達の友達までに限定、月額課金上限の設定、スクリーンタイムの管理。
これだけで、親が抱く3つの大きな不安はほぼすべてカバーできます。
そしてもう一つ、Robloxは「禁止すべきもの」ではなく「環境を整えて活用するもの」として捉えると、子供の将来の選択肢が広がります。
世界中の同世代の子供たちが、Robloxで作り手として動き始めています。日本の子供がそこに加わるかどうかは、最初の入口を親がどう設計するかで決まります。
親の3つの不安は7つの設定でほぼ解消できる
初期設定は緩めなので親が能動的に設定する必要がある
2026年6月から年齢別の新アカウント体系が始まり、さらに使いやすくなる
設定後は月1回の定期チェックで十分。監視ではなく会話のきっかけにする
禁止ではなく環境を整える選択が、子供の将来の武器を育てる
子供のRoblox環境について話を聞きたい方はDCAの保護者向け説明会へ
この記事を読んで「うちの場合はどう設定すればいいか具体的に相談したい」「Robloxを単なるゲームではなく将来の武器として活用させる方法を知りたい」と感じた方は、DCAの無料説明会に来てみてください。
設定の細かい疑問から、子供がRobloxで作り手として動き始めたいと言ってきた場合の選択肢まで、現役のメンターが直接お答えします。
参加は完全無料で、説明会後に勧誘の電話やメールが届くこともありません。情報を持ち帰ってご家庭で話し合っていただくだけでも歓迎です。


